サブカテゴリ:光月子の飲んだり食べたり旅日記お肉よ、さらば!!カルナバル!!!

あっという間に2月も半ば、本当に原稿遅れてすみません。
カーニバルももう過ぎてしまって、楽しいことはあっという間に過ぎて行くんですね。悲しいことです。
カーニバルと言えば、南米ブラジルのリオのおっぱいポロリンや仮装行列イタリア、ヴェネツィアのカーニバルが有名ですが、スペインでもカーニバル、いやスペイン語にしましょうカルナバルは盛り上がるんです。CARNAVALで有名なのは、温かい南の島、テネリフェ。そうやっぱりカルナバルは暖かくなくっちゃ。
マドリーのカルナバルなんて、浅草のサンバショーより寒々しい。踊る人たちは、ビキニ姿で頑張っているけど、2月のマドリーはめちゃくちゃ寒いんです。観客はこと饅頭のように着こんで、吐く息も白い。そんな中ビキニのお姉さんたちを見ても、余計寒さがつのるんです。リオのカルナバルは暑っつくて、半袖Tシャツ、短パンで盛り上がるのとは対照的。
無理して、あのパレードをしなくても・・・・罰ゲームを見ているようですわぁーん。
カルナバル、『お肉よ!さらば!』とこれから始まる四旬節、イエス・キリストが私たちの原罪を償い、十字架にかけられ復活する、その日まで、「欲しがりません、お肉は・・・」とお肉にさようなら!!する前のどんちゃん騒ぎ。
その最後の日が「灰の水曜日」教会で額に灰で十字架を書いて貰う日です。そして、この日、「鰯の埋葬」が行われていたんです。
かの有名なゴヤも描いた「鰯の埋葬」。サン・フェルナンド・アカデミーにある有名な絵ですね。ちなみにこの美術館には、他にスルバランのけさ衣室があります。スルバランの描いた修道士たちが壁の四面に描かれていて、その白いけさ衣が浮き上がって来るんです。
トルコのメブラーナ状態になるんです。
わかる人しかわからないかもしれませんね。すみません。
そう白を描かせたらスルバランの右に出るものなどいませんわ。
あ、また脱線しました。「鰯の埋葬」です。
この絵を見て、私はずっと、「そうか、肉を食べられないから、代わりに魚を食べなくっちゃイケナイけど、スペイン人は、魚なんか喰ってられるかって! 魚の象徴である鰯を埋葬するんだ!!」と勝手に思っておりました。鰯がカルナバルでどんちゃん騒ぎして羽目を外した秩序を元に戻す為、鰯=過去の悪習やどんちゃん騒ぎ、を埋葬し、秩序だった世界に戻し、新生するなんて含蓄のあるお話だったなんて、今でも信じられませんわ。
それを真面目な顔で説明するスペイン人にもびっくりだったんですけど・・。
まぁ、どうでもいいんですけどね。はい。
で、鰯です。マドリーに行かれた方なら、MESON巡りというバルの梯子をなさった方も多いでしょう。
マジョール広場の隅、クチジェーロスの門を下りれば、メソン街。
そこに鰯専門のメソン MESON de BOQUERONESがあります。
メニューもシンプル。揚げたか、マリネか。
鰯は青魚なので嫌いな人も多いけど、ボケロネスの鰯は格別。
鰯嫌いな私の友達もメソン・デ・ボケロネスだけは別って言うくらい、美味しいんです。メソンは色々。マッシュルーム店やオムレツもいいけど、鰯屋にも足を向けてみてください。
でも、メソン街はドロボウさんも多い所。鞄、バッグは持たずに、ポッケにお金と手にカメラだけ持って行って下さいね。
そうすれば、安心、安全、何も持ってないから気分も楽ちん。
メソン巡りを堪能できますよ。
さぁ、楽しいメソン巡りを楽しみましょう。
ちょっと気をつければ、ヨーロッパのどこの街も恐いことはありませんよ!
今日も、みんなでSALUD!!!

ゴヤ、「鰯の埋葬」

鰯の揚げたの

鰯の酢漬け
<中谷光月子>


