サブカテゴリ:光月子の飲んだり食べたり旅日記でんでん♪虫♪虫 かーたつむり

日本では、鑑賞用というか、紫陽花の上に這う姿が印象的なかたつむり。狂言にも「蝸牛」という面白いお話がありますよね。
かたつむりを知らない太郎冠者がかたつむりを探していて、草むらで寝ていた山伏を蝸牛と思って連れて帰るという、おかしな話です。見たことない人、見てください。笑えますよ。
ヨーロッパでは、昔から食用として食べられてきた、でんでん虫。
フランスのエスカルゴは特に有名ですね。ツアーでもよく、エスカルゴが指定料理に入っているコースもあります。
でもでも、最近のユーロ高が影響してか? ツアーで出るエスカルゴは年々痩せて行くばかり。中身を取り出すのも一苦労。挙句、入ってないのもあって、キーッと怒り爆発なんてことも多いのが現状です。もしそんなことがあっても怒らないで下さいね。旅行業界も大変なんです。
さて、スペインです。スペイン語でカタツムリはカラコーレス。
バルセロナのゴシック地区にかたつむり専門レストラン「LOS CARACOLES ロス・カラコーレス」(そのものズバリのネーミング)があります。昔は、このカラコーレスの前で日本人観光客がひったくりに遭う事件が多発していましたが、最近はバルセロナ警察がよーく見張ってくれているので、被害も少なくなりました。
かたつむりは、正統バレンシアのパエジャにはなくてはならない素材の一つ。これからもわかるように昔からよーく食べられているんです。
都会を離れれば、雨上がりの草むらをビニール袋片手に蝸牛探しをしている姿をよく見かけます。
材料費がタダっていうのがイイですよね。
雨後の筍のごとく、うようよいるいるかたつむり。
大きいのから小さいのまで、蝸牛の成る木なんていうのも出現しちゃっているんです。名人は小さいのには目もくれず、ひたすら大きいのを探します。土曜、日曜ともなれば、一家総出でかたつむり狩り。強調しますが、入園料も御持ち帰り代もかからないタダ。日本の葡萄狩りや桃狩りとは違うんです。
自然に湧いてくるのをゲットすればイイだけなんて幸せですよね。
でも、そのままでは食べられないらしく、しばらく絶食させるそうです。そうすると、毒素を吐くらしく、人間様が食べても大丈夫。
美味でござりますー。になるそうですよ。
皆様もスペインの草むらでかたつむり探しをしてみませんか?
趣味と実益を兼ねる一大プロジェクトですわ。
面倒くさい方は、前出のカラコーレスで食べるか、バールのタパとして食べてみてください。フランスのエスカルゴとは違ったかたつむりを味わえるはずです。
赤ワインと共に、♪でんでん虫虫♪と歌いながら食べましょう。
いただきまーす。

かたつむり

かたつむりの成る木
<中谷光月子>


