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スペイン口福の裏通り


3月末から4月にかけて約2週間のスペイン取材はビルバオ、バレンシア、バルセロナと移動し、サラゴサまで足を伸ばした。留学生でもない限り、日本人旅行者には縁の薄い街だが、私はかなりの回数訪れている。ただし食事のために立ち寄っただけという場合もある。20年ほど前にゴヤの取材で訪れたのが最初だった気がする。
今回訪れたのは「ZARAGOZA EXPO2008」の会場を見たいからだった。


案の定工事が遅れているようで、取材の許可を得るのに難航した理由もそのあたりにあったのかも。それでもセマナ・サンタはキッチリ休んだというから、スペインらしい。
担当者は「90%ぐらいは出来たかな」と言っていたが、同行したベルギーのジャーナリストは「どう見ても60%だね」と。私も同感。
6月15日のオープンには間に合わせるとか。で、今回はサラゴサ・ミニガイドです。


サラゴサといえば、大学と「ピラールの聖母マリア」で知られる街。ローマの植民都市として始まる。当時エブロ川がログローニョまで舟航可能だったため、水運の要衝でもあった。しかし、カンタブリア南麓に流れたエブロ川はリオハ地方を抜け、乾いた大地を駆け抜けるため、春はカンタブリア、ピレネー、モンカジョからの雪解け水で溢れ、夏は極端に水量が減る。しかも流域平野は隆起した太古の海底とあって、塩分が多い。


といったことから、水資源よいつまでも。万博のテーマは「水」である。日本館では、江戸時代の優れたリサイクルシステムを浮世絵で表現するのだとか。もっとも、スペインの環境対策はかなり進んでいて、風力発電は世界2位とも言われる。2006年には電力量の約40%を記録したとか。風力が強かった時期にセマナ・サンタが重なり、電力消費が減るという幸運が重なったにしろ、スゴイ!


フトコロ事情もあり、チリンドロンやトルーチャなどアラゴン料理を存分に堪能とはゆかなかったが、アラゴン・ワインだけは堪能できた。無論リーズナブルなカリニェナ。アラゴンはソモンターノが有名だが、多くのレストランは自信を持ってカリニェナを出す。


昼食時間も終わる頃に駆け込んだレストランで出たボトルにも、サラゴサ万博のシンボル・マークが書かれていた。街は万博一色だった。


Rio Ebro y Basilica.JPG
エブロ川とバシリカ


Aljaferia.JPG
アルファヘリア宮


International pavilion.JPG
国際館


Patio de Infanta.JPG
パティオ・デ・ラ・インファンタ


Expo puente.JPG
工事中の会場への橋


Vino de Aragon.JPG
カリニェナ


Recinto Expo.JPG
バシリカの塔からみた万博敷地遠望


<文・写真 ペペ・デル・カンポ>

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