サブカテゴリ:シェリーを造る人黒子の力

「シェリーに鍋」の季節がやってきました。カキ鍋、アンコウ鍋、鶏の水炊き等など、どれもシェリーのツマミにはぴったり。たれにシェリー・ヴィネガーを使うと、さらにマッチング度が上ります。
と言いつつ、私は1月7日発でシェリーの産地、ヘレスに向かいます。鍋を置いていくのか・・・後ろ髪引かれる思いです。アンコウも鶏もヘレスの市場で売っているからヘレスで鍋を囲めばいいのですが、なかなか。
さて、鍋に合うシェリーといえば、やはり一番辛口のフィノかマンサニーリャ。ティオ・ペペがその代表的なブランドです。
このブランドを持っているのはゴンサレス・ビアス社。ヘレスの町の中心広場プラサ・デル・アレナルのすぐ近くにあります。他のボデガは午前中だけしか開いていませんが、ここだけは午後も、さらには土日も観光客を受け入れてくれます。(ボデガ=BODEGA=ワイン会社orワイン熟成貯蔵庫)見学コースはいろいろ見所があるので、ぜひ一度尋ねてみてください。ショップも充実しています。
ゴンサレス・ビアス社は1835年にマヌエル・マリア・ゴンザレス・アンヘルが創業した会社で、現在もその一家が事業を継承しています。最近私がよく会うのは若手のヴィッキー。確かゴンサレス家6代目です。
ゴンサレス・ビアス社はシェリーの大手メーカーです。住所はマヌエル・マリア・ゴンサレス通り12番地。通りにうちの名前が付いていることからしても、ゴンサレス家の名士ぶりがうかがえます。
このボデガはシェリーを熟成し貯蔵するための倉庫で、その前段階、つまりワインを造ったり、酒精強化したり、初期の熟成を行うボデガは町を囲む環状線の外側にあります。こちらは、はっきり言って工場。収穫時期はトラックがひっきりなしにぶどうを運んでくるので、活気がありますが、それ以外のときは裏で地道な日常的な点検や、出荷作業が行われているだけで、静まり返っています。
街中のボデガでは時々、樽のなかのシェリーの入れ替え作業をしているところに観光客のグループが通りかかってカメラのフラッシュを浴びたりしていますが、実際にシェリーを造っている人たちは、普段は表に出ることがない人たちです。 <あけひ>



